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お父ちゃんのひとりごと

子育て時々スノーボード

子どもたちに地域伝統芸能を伝える難しさ

獅子舞

こんばんは、獅子舞保存会会長お父ちゃんです。

地元町内の秋祭りまで3週間を切りました。先週から祭りで奉納する獅子舞の練習が始まり、毎日子どもたち(小・中学生)を指導しております。

2人立ち獅子舞

お父ちゃんたちの獅子舞は伎楽系と呼ばれる2人立ちの獅子舞です。獅子頭につけた胴幕の中に2人が入り、1人が獅子頭を持ち、もう1人は胴幕を支えます。獅子頭を持つ役を「頭」(かしら)胴幕を支える後ろの役を「後舞い」(あとまい)といいます。2人1組で囃子方の笛と太鼓に合わせて獅子を舞わすわけです。そして獅子のそばで、ニワトリの兜を被り獅子を誘導しながら舞う役を「口取り」(くちとり)といいます。

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教える難しさ

子どもたちに獅子舞を教えていますが、人に何かを教えるというのは難しいですね。(苦笑)それでも10数年指導してきて分かったことがあります。子どもたちに舞いのイメージを定着させる方法です。

獅子舞は楽しいということを伝える

まず獅子舞は楽しいということを伝えるのが重要だと感じました。僕らの獅子舞保存会への参加は強制ではありません。自由です。参加する子どもたちは少なからず獅子舞という地域伝統芸能に興味があり、自分の意思で参加しているわけです。そんな子どもたちの興味を更に大きくしてあげることが、お父ちゃんたち指導する側の役目かなと。

指導し始めた頃は、このことが分かっていませんでした。伝統芸能を正確に伝えていかなければ、という思いが強く、ひたすら舞いを覚えさせ、出来なければ出来るまでやらせる。といった感じで、まあまあなスパルタ指導でした。こんなやり方では、子どもたちの芽生えた興味の芽を潰してしまうだけですし、舞いを教えるだけが伝統芸能を伝えるということではありません。

獅子が舞う理由を教える

僕らの獅子舞には8つの舞いがあり、それぞれに舞う理由があるのです。

・初段(しょだん)

・起こしの舞い(おこしのまい)

・舞い出し(まいだし)

・別れ扇(わかれおおぎ)

・置き扇(おきおおぎ)

・銜え扇(くわえおおぎ)

・隅扇(すみおおぎ)

・舞い上げ(まいあげ)

「初段」は天地人四方八方を祓い清める最初の舞いです。子どもたちが最初に覚える舞いで、全ての舞いの基本となります。

「起こしの舞い」~「隅扇」までの6つの舞いには一連のストーリーがあります。そのストーリーに沿って獅子と口取りは舞うのです。ストーリーを教えることによって子どもたちは、なぜそこで獅子が噛みにいくのか、なぜそこで口取りは扇子をあおぐのか、ということが理解しやすいのです。

最後の「舞い上げ」は、いくつか舞ったあと仕上げの舞いとして行います。この「舞い上げ」の最後は、口取りが獅子を誘導する形で玄関先まで行きます。そして獅子は家の中に向けて口を開け、邪気を祓うのです。

低学年に教えるのは難しいけど、、、

低学年に獅子が舞う理由を高学年や中学生と同じような言葉で教えても、きちんと理解しているのか不安になるときがあります。分かりやすい言葉を選んでおりますが、きっと伝わってないんだろうなと。苦笑

まぁ低学年のうちは、ある程度分かってくれるだけで良しとしています。それよりも、獅子舞をそして祭りを目一杯楽しんでもらいたいですね。

最後に

明日も子どもたちに獅子舞のイロハを叩き込んで教えてきます。

さ、寝よ。おやすみなさい。